8月1日に公開され、早くも観客動員数70万人突破を記念して、8月23日(日)大ヒット御礼舞台挨拶が行われました。
新宿バルト9には神木隆之介さん、劇中の夏希をイメージした浴衣で登場した桜庭ななみさん、そして細田監督が登壇。熱気溢れる劇場での舞台挨拶をレポートします!
【ご挨拶】
細田守監督:
初日にもこの劇場でご挨拶をしたのですが、沢山の方に映画を観ていただき、またこうやって挨拶できるのが夢のようです。
神木隆之介:
暑い中ありがとうございます。こんなに沢山の方に観ていただけて本当に嬉しく思っています。
桜庭ななみ:
今日まで何度か舞台挨拶に立たせていただいたのですが、いつも沢山のお客さんが入っているので、そんな作品に参加させていただけたのが本当に嬉しいです。
Q:構想から公開まで3年の歳月がかかったそうですが、今のお気持ちは?
細田:
親戚や大家族を描いたアニメは珍しいので、初日を迎えるまでは、「お客さんに本当に楽しんでもらえるだろうか?」という不安もあったのですが、公開から3週間経って、沢山の方に観ていただけたので、観客の皆さんと「サマーウォーズ」を共有できたのが本当に嬉しいですね。
Q:神木さんは健二を演じてみてどうでしたか?
神木:
健二は目立たなくっておっちょこちょいの役だったので、どうやってその雰囲気を出そうか凄く悩んだのですが、そういった雰囲気は出せ たのではないかと思っています。特に健二が犯人扱いされて子供たちに追 いかけられるコミカルなシーンでは、どういうテンションで演じたらいいか分 からなくて、監督に相談しながら、テンションを上げて演じました。細田監督は、怖くなってしまうくらい本当に優しい方で、すごく楽しく演じら れました。
Q:桜庭さんは、演じた夏希と似ているところがあるそうですが。
桜庭:
先を読まずに行動してしまうところがあたしと似ていると思います(笑)。声優をやらせていただくのは初めてだったので不安があったのですが、神木君も言っていたように、監督がすごく優しかったので、楽し くやらせてもらいました。
Q:細田監督、今回はイメージどおりのキャスティングだったのでは?
細田:
こうして神木君と桜庭さんと見ていると、映画の健二と夏希がそのまま出てきたようですよね。お客さんもそう思ってくれたのではないかと思います。
Q:「サマーウォーズ」はひと夏の体験を描いた映画でもありますが、みなさんはこの夏はどんな風に過ごされましたか?
神木:
今年の夏は成長できた夏でした。7月中に宿題を終わらせてしまったので、8月は遊びまくりました(笑)。夏休みに入る前にギターを始めた のですが、毎日弾き続けたので、だいぶ弾けるようになりました。何年後か に皆さんにも聴かせられるよう頑張ります(笑)。
桜庭:
今年の夏は「サマーウォーズ」のイベントに参加させてもらうことが多かったのですが、映画の舞台となった上田市にも行かせていただきました。映画の風景がそのまま目の前に広がっていたので感動しました。
細田:
「サマーウォーズ」を通して、家族について考えたり、気持ちを共有できた夏だったのではないかと思います。韓国やスイスのロカルノの人々にも観ていただきました。今、世界がどんどん変化する中で、昔から変わらないものがあることを確かめたいから、こうして「サマーウォーズ」を沢山の方に観ていただけているのかなと思うのですが、海外の映画でもそのことを確かめ合えた気がしています。
Q:最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
神木:
皆さんの心に響いたものがあればいいなと思います。今日は暑い中、ありがとうございました。
桜庭:
「サマーウォーズ」を観たことが、皆さんの夏の思い出になったらすごく嬉しいです。今日はありがとうございました。
細田:
「サマーウォーズ」を通して、皆さんと気持ちを一緒に出来た夏だったのではないかと思います。映画の公開はまだ続くと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします。