ワールドプレミア上映となるロカルノ国際映画祭、今まさにクライマックスなわけですが、現地に行ってるプロデューサー達からは写真などはまだ送られてきてません。
そんな状況なので、今回のロカルノ上映フィルムで使われた英語字幕のデータをもらってきました。
時かけの時にやった英語字幕紹介をやっちゃおうとおもいます。
ちなみに時かけの時のエントリーはこれ、
シッチェス公開記念企画!、アレは英語でどう言うの?
ちなみにネタバレは含んでませんが、すでに本編を観た人向けな気がします。
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どのセリフにしようか、けっこう悩むものだね。
とりあえず、まず冒頭のシーン3から。
--Summer is about watermelons
and fireworks and girls.
(夏といえばスイカと花火と女だろ)
--Just watermelons and fireworks.
(スイカと花火で十分だよ)
--What a shallow existence.
(薄い人生だなオイ)
--I'm fine with shallow and simple.
(薄くったって軽くったっていいよ)
こういう季節感って、向こうの人にちゃんと伝わるのかな…
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続いてシーン14。
--Thanks. Then stop using polite language with me.
(ありがと。じゃこれから先輩って呼ばないで、夏希ちゃん、とかって呼んで)
--And your background...
(設定があるの)
--Background?
(は?、設定?)
--You're from a prestigious family and have a high education
and just came back from studying in the US.
(東大生で、旧家の出身で、あとアメリカ留学から帰ったばっかり、って事になってるから)
まあさすがに東大って直訳してもしょうがないよねえ。
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シーン16、陣内家の夕食のシーン。
下品なセリフもちゃんと訳されてるかチェックだ…
--So, any plans for “juniors”?
(ところで婿殿、二世の方は?)
--You know... children.
(いや、だから二世)
--You sound like a dirty old man.
(いきなり何言ってんの、このエロ親父)
--He just came to say hello.
But that means he already “did it” with Natsuki, right?
(あれ、だって挨拶って事は「ぼく夏希ちゃんとやっちゃいました」って事じゃないの?)
--You're in college, right? You haven't done it yet?
(違うの?、大学生でしょ?、まだやってないの?)
まあ、こういう事ですな…
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シーン26。「愉快犯」のところ。
--The inconvenience caused by this crime for pleasure is unforgivable.
(…不具合が一部とはいえ、愉快犯じゃ済まされないよ)
--What's a crime for pleasure?
(愉快犯って?)
--Maybe it's pleasurable.
(愉快なんじゃね?)
こういうニュアンス、訳すのはちょっと難しいね。苦労の跡がみられる。
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シーン27、みなさんの期待に応えます。
--Let me use your computer.
(あのさ、パソコン借りていい?)
--Ask me like you're asking a business partner.
(言い方が駄目。もっと取引先に言うみたいに言って)
--May I please use your computer?
(も、申し訳ありませんがパソコンを貸してください)
海外でも佳主馬に目覚める人が多かったらステキだよねえ…
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あと、業務連絡ですが、吉祥寺パルコの公式ショップは月曜まで。
品切れの商品も出てますが、Tシャツやバッグはまだあると思いますよー
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